日雇い男の決められた生活
彼はいつもある所で納豆定食を食べています。私は納豆が苦手なのでそれは食べた事がありません。私は九州生まれで家で食べたという記憶がなかったからかも分かりません。もちろん食べた事はありますがあの独特の臭みには顔を歪めるしかありませんでした。もしかしたら味噌汁に入れたらどうなのだろうと試したみましたが結果はがっかりでした。それにしても彼はおいしそうにそれを混ぜ混ぜしながらものすごく満足そうに食べています。そしてついている味噌汁をこれもおいしそうに飲むんですね。彼は日雇いで働いているんですが、毎朝そこで朝食をとってから仕事に出かけています。それはすごくいい事ですね。私は彼の事をほとんど知りませんがいつも気になる存在です。彼は仕事から帰るとまたその食堂に行って次は何やら魚なんかを食べています。それを時々見るので私にはいつの間にか気になる存在になってしまいました。彼はいつもある所定の場所からワゴン車に乗って現場に向かいます。`